石について | 瑪瑙(産地不明) |
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サイズ | 丸の直径約3cm
1:15号
2:16.5号
3:14.5号
4:15号
5:15号
6:15号 |
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瑪瑙(アゲート)をくり抜いて作られたリングです。
瑪瑙に水晶が生えるように結晶するジオードの境界線部分を削って作られたようなものですが、その境界線がくっきりめのものや、まじりあったようなものもあります。
すっきりと「ここから水晶」と言えるほど、結晶の様子が確実に見えるかというとそうでもないので、全体的には瑪瑙というくくりで呼んでいいのかなと思いますが、テーブル面の部分はほとんど水晶かなとも思います。
指輪をひとつつくるのに3倍ほどの大きさの瑪瑙が必要だそうで、制作監修された方は「大きめの石のリングが好きだけど、なかなか無いから作りました」と仰っていました。
商品番号をつける時に気づきましたが、クレパスキュラ―クォーツに見られるチンダル現象という、内部での結晶と結晶の境目に見られる光に、とてもよくにた光を反射するものがあります。
エンジェルラダーは細いライン状の光の反射のものが多く、それとは違っています。クレパスキュラ―は面で光を反射します。
アゲートの縞にそって光の反射が動く、シャドウエフェクトという現象があり、それにも似ていますが、縞が見えるように研磨されていないので、沿った光が動くという感じではありません。
白い光がふわっと面で浮かび上がるように反射します。
以下、それぞれの特徴です。
1:
ホワイトガーデン水晶のブレスレットを取り扱ったことがありますが、それに似ています。
マットな白の濃い層が入って白く見えますが、全体的にクリアめな水晶要素の多いリングです。
白い層の下の水晶部分に虹がいくつも見られます。
こちらはチンダル現象は確認していませんが、虹が強いです。
指の腹の部分も水晶成分高めで、丸いグレーの瑪瑙部分がひとつ見られます。
2:
指の腹部分がグレーの瑪瑙、テーブル面が水晶っぽくきれいにわかれています。
水晶っぽい部分に細かな虹がたくさん見られます。こちらもチンダル現象というよりは、虹が強い一点です。
テーブル面はクリアめです。
3:
テーブル面は白めですが、大きめのチンダル現象ような光の反射が見られます。
クリア部分と瑪瑙グレー部分の境目に強めの白い層があり、それも面白く美しいです。
4:
水晶部分の瑪瑙の混ざり具合がとても細かく、網目状の構造に見えます。
そのせいか、チンダル現象のような光が丸い円の縁にそって、いくつも細かく見られます。
ひとつ大きめのものに目印をつけておきます。
グレーの瑪瑙の層が多めの石です。
5:
テーブル面を見ると、これは水晶の結晶の根本かな〜と思われる六角形ぽいかたちが見られます。
こちらも見やすい大きめのチンダル現象の光がありますので、目印をつけておきます。チンダル現象はいくつか見られ、側面にも見られます。
指の腹の瑪瑙部分が狭いものです。
6:
一瞬、「水晶って言って良くない?」と思うクリアさが強いものです。
ほぼ全体、指の腹の部分もクリアです。写真では白っぽく写っていますが、もっとクリアです。
テーブル面・全体にチンダル現象の光が見られますので、とくに印はつけないでおきます。普通に傾けて見ていただければ、光の層の反射が見られます。上からでも横からでも見えます。
テーブル面に一箇所、瑪瑙っぽい層があります。
指の腹の部分も水晶成分が強く、あまり太くないので、使用にはお気をつけください。
腹部分にさしかかるあたりに一箇所欠けがありますが、その上から磨かれた形跡がありますので、仕上がる前に欠けてそのまま成形したものと思われます。
【 サイズ感 】
私自身の指のサイズは13号ですが、15号のものを使用しています。
少し余裕がありますが、石の面が肌にすいつくようになりますので、たやすく外れるということはありません。
夏の指が太くなる時期にはちょうどよくなりそうな気がしています。
太すぎる場合はリングアジャスター・テープの長さを調整して貼ると、快適になります。
【 使用上の注意 】
こういった石英系のくり抜きリングは指の腹になる部分を硬いところに勢いよく手をつくなどして、急激な衝撃を与えると割れることがございますので、お気をつけください。
また、急激な温度変化にさらすこともお控えください。
ご購入者のリング使用による破損については一切責任を負えませんので、お気をつけくださいませ。
サイズ大きめのものを購入して、保護のために指の腹の輪っか部分にサージカルテープなど巻いてしまうのもありかな、と個人的には考えています。
経験上ですが、透明度の高い不純物の少ない水晶ほど割れやすく、内包物があるほうが強いです。
メタモルフォーシスのリングを持っていますが、何年も割れずに着用しています。アルミナがコロイド状に含まれていることで、強さが生まれているのかもと考えています。
ヒマラヤ水晶のリングは、わりとすぐにクラックが入りました。それでも着用は続けられますが、割れた部分が欠けて怪我するかもしれませんので、着用継続はおすすめできません。
また、指の腹の部分がぶあつい水晶リングを販売したことがありますが、こちらも割れていません。
【後日談】
こちらと同じ、私物のリングですが、半年以上経ちましたがヒビが入ったりするようなこともなく、身に着けることができています。瑪瑙系は強いのかもしれません。
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